上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
入所している施設から、Aさんが入院したという連絡が入った。
病状は風邪による発熱。
大事を取って入院したのだという説明だった。

翌日、早速Aさんを見舞った。
ベッドの上のAさんは元気そうで、安心した。
その後ナースステーションで入院受付カードに記入し、病状を確認したが、主治医が不在で詳しいことは聞けなかった。

4日後、再度病院にAさんを見舞った。
Aさんは、前回よりも顔が浮腫んで、苦しそうだった。
ぜいぜい喘いでもいた。
話しかけるのも気の毒だったので、安静に見守りつつ病室を出た。

ナースステーションに寄り入院手続きを済ませた。
応対した看護婦にAさんの容態を聞いたが、やはり熱が下がらないとの事だった。
この時はそれ以上の説明はなく、少し不満の残る対応だった。
今見たAさんの容態と病院側の対応にギャップを感じつつも、
緊急を要する状態ではないのだろうと自分を納得させて病院を後にした。




大阪で遺産相続、成年後見、相続登記のご相談なら大阪の相続遺言相談室
お電話でのご相談は 0120-81-4656 「はい、よろこんで」



ついでにポチッと!

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村
2011.07.07 自宅の売却
~今回から再び連載シリーズに戻ります~

退院後のAさんは、すっかり体力が衰えて、以前は時折聞かせてくれた鼻歌も歌わなくなってしまった。
それでも、Aさんの女学校時代の写真を見せると「にこっ」とされた。
やはり自分は認識できるようである。
しかしそれ以外は表情も乏しく、目に見えて弱られた。

Aさんの入院中に自宅を訪問し、そうじと片付けをした。
その際にアルバムが出てきたので、写りの良い写真をピックアップしてAさんに渡したのである。

Aさんの自宅は主を失い荒れるに任せていた。
Aさんが自宅に戻る可能性は完全に無くなったので、自宅を売却することにした。

今回のように被後見人の自宅を売却するには、家庭裁判所の許可が必要である。
手順としては、不動産屋さんに売却の依頼をし、買手を見つけてもらった。
そして売買契約書を添付して、家庭裁判所に居住用不動産の売却許可決定の申立てをした。
この場合、不当に廉価であるなど余程の事が無い限り、許可が下りるようである。

私の場合も、2週間足らずで許可決定を頂いた。
売買契約には、特約事項として家庭裁判所の許可が下りない場合は、白紙解約する旨を入れていたが、
無事条件クリアである。

こうして許可から約1ヶ月後の年の瀬も押し迫った暮、自宅の売却がが無事完了した。





大阪で遺産相続、成年後見、相続登記のご相談なら大阪の相続遺言相談室
お電話でのご相談は 0120-81-4656 「はい、よろこんで」



ついでにポチッと!

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村
Aさんが入院したのは、私が後見人をしている間、3回に渡った。
最初の入院は、後見人就任後10ヶ月経った頃、Aさんがインフルエンザにかかった時だ。
突然、施設の担当相談員の方から電話が入り、高熱を発し緊急入院をしたと連絡をもらった。

すぐ入院先の病院に駆けつけたが、その日は面会謝絶で会えなかった。
主治医も決まっていなかったので、詳しい状況は把握できなかった。
ナースステーションに連絡先として私の名刺を置いて帰った。
3日後、症状が落ち着いたと病院から電話があり、その日の夕方訪院した。
主治医の先生の話では、もう心配ないので、退院予定日は3日後だと告げられた。
当日は施設の方が迎えに来てくれてAさんは無事退院された。

ところが、退院の2日後、Aさんが再び発熱した。
今度は前回よりは熱が低かったが安全を期して別の病院に緊急入院された。
この2回目の入院が思いのほか長くなり、結局1ヶ月に及んでしまった。
入院中、何度か見舞いに行ったが、Aさんは一日中ベッドに寝ているため、食欲もなく、随分痩せてしまった。
主治医が特に決まっているわけでははく、治療方針、治癒の見込みもあまり明確ではない印象を受けた。
正直、このまま退院できずに終わってしまうのではないかと心配であった。

しかし、どうにか退院に漕ぎ着けた。
施設では毎日車イスで移動したり、皆で歌を歌ったりしたことがAさんには程よいリハビリになっていたのだとあらためて感じた。
退院後のAさんは、完全に寝たきりになり、食欲も無くなり、一気に老け込んでしまった。






大阪で遺産相続、成年後見、相続登記のご相談なら大阪の相続遺言相談室
お電話でのご相談は 0120-81-4656 「はい、よろこんで」



ついでにポチッと!

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村
2011.05.12 宗派と菩提寺
民生委員さんからAさんについてのお話を聞く中でAさんの孤独な人生が浮かび上がってきた。
尤も孤独かどうかは私などが判断することではないのだが。

Aさんは早くからご両親と死別し、結婚もせず殆ど独りで生きてきたらしい。
40年近く看護婦として幾つかの病院で勤務し、晩年は唯一の肉親である姉と同居して面倒を見てきたようである。
その姉とも死別し、以後は本当に独りの人生であったようだ。
近所づきあいも全くといってしなかったそうである。

生活の糧となる年金は独り暮らしには十分過ぎるくらい受給できたし、在職中も無駄遣いをしなかったようで、結果的に相当な預貯金が残った。

私がAさんのことでこの外、特に気になった点として、Aさんの宗派と菩提寺がどこかという点であげられる。
身内がいない以上、Aさんが他界された以後の処置は私が行うことが予想されたからである。
この点については、民生委員の方もご存知ではなかった。
認知症の進んだAさんに聞くこともできない。

この点は、後日Aさん宅の片付け、整理を行った際、ひょんなことから手掛かりがつかめ解決できたので良かったのではあるが。

Aさんは女性としては大柄で骨格がしっかりしており、病気らしい病気もせずに暮らしてこられた。
しかし、何せ高齢であることもあり、私が後見人であった2年9ヶ月の間に3度入院された。
入院されたときは、3度とも本当に心配であった。
初経験のことばかりであったし、やはり最悪のことを予想したからである。
この話は次回に書こうと思う。





大阪で遺産相続、成年後見、相続登記のご相談なら大阪の相続遺言相談室
お電話でのご相談は 0120-81-4656 「はい、よろこんで」



ついでにポチッと!

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 介護ブログ 福祉・介護情報へ
にほんブログ村
Aさんの後見手続きで特筆すべき点の一つとして、Aさんの姉の相続手続きをしたことが挙げられる。
お姉さんは数年前に亡くなられていたが、相続手続きは未了であった。
Aさんとお姉さんは長年2人暮らしで他に身寄りはなく、法定相続人もAさんお一人だった。

私は、後見人の立場で相続手続きを行うべく必要な戸籍謄本等を取り揃えていった。
遺産は預貯金だけだったので、必要書類が揃った段階で口座のある金融機関所定の相続届用紙に必要事項を記入し提出した。
こうして相続手続きは1ヶ月程で終了した。

相続手続きを進めていくことと並行して、Aさんが居住されていた家を何度か訪れた。
私が訪れたとき、主を失った家はかなり痛んでおり、ごみが散乱していた。

何でもAさんを施設に入居させたのは、近所に住む民生委員の方だそうで、大変ご苦労されたそうだ。
民生意員さんのお話によると当時のAさん宅には猫が数匹おり、屋内で排尿するため悪臭に耐えられない状態であったそうである。
又食べもの食器やお金がそこら中に散乱しており、紙幣は猫のおしっこで変色し、畳に張り付いていたそうである。
このようなとても生活と呼べる状態でなかったため、緊急措置として施設に入居させたそうである。

私は、後日連絡を取りこの民生委員さんとお会いし、Aさんについての詳しいお話を聞くことになる。



大阪で遺産相続、成年後見、相続登記のご相談なら大阪の相続遺言相談室
お電話でのご相談は 0120-81-4656 「はい、よろこんで」



ついでにポチッと!

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。