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先日、ご近所に住む86歳のご老人から遺言書の作成について相談を受けた。
子供とも妻とも死別され、現在一人暮らし。
親兄弟も既に他界されている。
私が死んだらどうなるのですか?と心配されている。
聞けば、おそらく一生の間に使い切れない位の蓄えがある。
決して質素な生活をしているわけではないが、支出を上回る年金がある。
今も財産が増え続けているのである。

「ご自分の財産なのだから自由にして良いのですよ。」
そうは言ってもやはり不安気持ちであることを話された。
その気持ちはよくわかる。

「まずは、生活状況を拝見してから一緒にライフプランを考えましょう。」
とりあえず、お宅を訪問することになった。
お邪魔した際、それ相応に物があるのに、きれいに片付いており、ごみひとつ落ちていないので、思わず聞いてしまった。
「ヘルパーさんはどの位の頻度で来られるのですか?」
「え?」
「お掃除頼まれているのですよね?」
「いいえ、私が毎日箒で掃いているのですよ」
「・・・私の部屋よりきれいではありませんか。」

身の回りのことは何でも自分ででき、介護認定を受ける必要もないのである。

いろいろお話をお聞きしている内に任意後見に話が及んだ。
興味を持たれたので簡単に概略だけ説明をした。
やがて、もっと詳しく話しをしてほしいということになり、後日資料を持って出直す事になった。

最近、このパターンが増えてきた。
遺言から任意後見につながっていくパターンだ。
どちらもニーズに重なっている部分がある為かもしれない。

心がけていることがある。
まずは私自身を信頼して頂くことである。
すべてはここから始まる。
そして人生の先輩への敬意と相談して頂けることに対する感謝。
ゆっくり、力強く進めていこうと思う。





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今回はシリーズを離れて、最近の後見業務について書きます。

現在、成年後見について継続的に相談をお受けしているものが数件あります。
その内の1件が一昨日任意後見契約に至りました。

4月初旬に近所の社会福祉士さんの紹介で相談をお受けし、何度か面談を重ね、ようやく
任意後見の形で落ちつきました。
依頼者と二人で公証役場に行き、契約内容を公正証書にしました。
同時に「見守り契約」も結びました。

私自身では2件目の任意後見業務です。

ここ10年間ずっと法定後見人、或いは後見監督人として執務をしています。
成年後見の申立書類作成や申立の援助などは、頻繁に行っています。
私見としてこれらは、どちらかというと定型的で事後処理的な要素が多いと感じています。

対して任意後見の方は、ライフプランの作成から始まり、依頼者の生活について
過去、現在、未来にわたるまできちんと把握して行う必要があり、個々にオリジナル的な要素が強く、
手間ひまかかりますが、大変「やり甲斐」があります。

依頼者の人生を知ることができ、今後はその一部なりとも共有できることに意義を見出しています。

まさにパートナーとして寄り添うことができるのは喜びです。
パートナーの文字を頂いた事務所の名に恥じぬよう努力を続けます。

大枠は決まったので、今後はより繊細に依頼者向けのサービスメニューを準備していこうと思います。






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